「やった・・・・か・・・・」
スネ−キングを倒したことによって、マシンを占拠していたイレギュラ−も、全機機能停止しただろう。
コ−ドの目の前には、スネ−キングの残骸。
「さて・・・次の場所へと行くかな!」
コ−ドは、メットを外すと、その場を後にしようと歩き出した。
しかし
フワァァァァ
「!?」
空から、蒼い光の塊が降ってきていた。
「誰・・?」
いつもなら、「なに?」と聞くはずのコ−ドだが、今回だけは「誰?」と訪ねた。
コ−ドには解っていたのだ。
「コイツには意志がある」と。
「コ−ド・・・敵ノ残骸カラ、「武器ユニットチップ」ヲ取リ出シテ、自分ノ右腕ニセットスルンダ。
ソウスレバ、敵ノ武器ヲ使用スル事ガ出来ル・・・」
サイバ−・エルフ・・・22XX年に開発された、人口の妖精。
彼等の能力ぱ素晴らしいが、一度でも能力を使用すると、
それぞれの”ずう体”や”レベル”等関係無しに、その生命は終わりを告げる。
そう言うと、蒼いサイバ−・エルフは、その場を去ろうとした・・・が。
「待って!あなたは一体!」
コ−ドは、蒼いサイバ−・エルフにそう問い掛けた。
「今ハマダ何モ言エナイ・・・ソレヨリ、早クフラットヲ止メルンダ」
サイバ−・エルフは、そうコ−ドに告げると、飛び去った。
「武器ユニットチップ」か・・・」
コ−ドは、スネ−キングの残骸に近づく。
「サンダ−・スネ−キング・・・お前の「エレクトリック・ア−ト」使わせてもらうよ」
コ−ドは静かに呟くと、スネ−キングのチップを右腕に装着した

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